もう一年たつのか。ダメ人間進行中

久しぶりにblog開いたらもう前回から一年近くたっていた。
実家に戻ったので身体はすっかり肥えてきたけど、精神的には全く成長せず。
むしろどんどん社会的な人間からは離れて自己肥大だけが進行しているようにみえる。


類は友を呼び、ダメ人間はダメ人間を呼ぶらしい。
僕の回りはすっかり無職連中の吹き溜まりになったw


高校の人間で今もよく会う連中は同じ剣道部の人間だけになっている。
まあそんなものだとは思うのだけど、そのメンバーというのがほとんどみなある同じ役職についていたことに気がつきました。


その名も「応援し隊」


正式な役職でもなんでもないので字があっているのかすらわからない。
というか前年度には無く、翌年度には無くなったなぞの役職。
当然現役中一度も活動はありませんでした。


僕はこの役職に任命されたことを電話で聞きました。
酒を飲んで麻雀か何かしているときに突然電話がかかってきたのです。


その日は先輩からの役職の引継ぎ式であり、部員は全員で焼肉だか飲み屋だかに行っていました。
僕はめんどくさかったのか理由すら覚えてませんが、普通に行かずに家で麻雀をしてました。
他にも部員が数人いましたが、そこに電話がかかってきて、
「何で来てないの?早く来いよ」と言われました。
電話してきてくれたのは、今もつるんでいる人間の中ではとびきり優秀な人材のKくんです。
きっと30までには余裕で年収一千万を稼ぎ出すことでしょう。


適当に理由を言うと、役職が決まったと教えてくれました。
キャプテンは○○、部長は○○、「ふーん」というと、僕にも役職があるというのです。
そこで初めて「応援し隊」の存在を告げられました。


はじめは意味がわからなかったので3回くらい聞きなおしましたが、それでも意味がわかりませんでした。
たぶん広辞苑にも載ってないです。


「それで何をする役職なの?」と聞くと、「俺にもわからない、応援するんじゃない?」
と言われましたが、まあ普通に「悪ふざけ」ですたぶん。
うちの部活は先輩後輩の上下関係が全然無く、先輩はいい意味でなめられていたので、
ここぞとばかりに仕返ししてやろうみたいな、なんか適当なノリで作ったんだと思います。


そこでメンバーを聞くと、当然横で麻雀をしているメンツが入っており、他にいつも集まりには遅れてしかこない
なにかとめんどくさいJくん、なかなかなじめてないTくん等が選出されていました。
要するに剣道部のクズを集めた役職が「応援し隊」です。


ところがその中に僕を含めてレギュラーが3人いたのですから、この部活のクズっぷりはきっと全体的にレベルが高かったんだと思います。


そんな応援し隊のメンバーは今も僕の大切な友人です。
学生という身分を担保にしているのが僕を含めて2人いますが、それも時間の問題な気がします。
というかその2人が最も厄介で最後まで適応できないと思います。


僕の高校はクラス替えが無かったので、3年間もあればクラスのカラーはできあがります。
僕のクラスは学年で一番だらけきったクズクラスだったと思います。
都立では学区一の進学校だったので暴力なんてスマートじゃないことはいたしません。


みんな真面目でした。
みんな華麗に重役出勤でした。


僕がお昼休みにのそのそ学校へ行くと、まだ半分くらい席が埋まっていないなんてことが良くありました。
授業中は静かにマンガを読み、将棋をやっていました。
一度だけ麻雀を昼休み中に終わらせることができず、授業までに片付けることができなかったことをまだ覚えているので
そのことはとても悔やんでいるのだと思います。
そんな迷惑をかけることは望んでないからです。


そんなクズクラスには「村」という制度がありました。まあ勝手に作ったわけですが、
クラスでもトップクラスの方は東大や東工大に行く人たちだったので知らなかったと思います。
学期テストで下から10番以内に入るとクズの中のクズとして「村民」の称号を得ました。
ドベは「村長」というクズの王様のレッテルを張られます。


まあ下から5番はいつも固定席だったので、そんなやつらと一緒にされたくない人たちにとってはいい迷惑だったことでしょう。
下から5番は教室の席も一番後ろの固定席で、席替えのくじ引きの参加を免除してもらっていました。


当然僕もそこにいました。理由は本(ほとんどマンガ。毎日週刊誌を買っていたから)読んでいたかったので。
2年の途中から目が悪くなり始め、黒板が見えなくてもメガネをかけなかったので、質問されても何を聞かれているのかすらわかりませんでした。
隣のやつに、なんて書いてあるのか聞いても当然寝てるかマンガ読んで聞いてないのでわかりませんとしか答えようがありません。
ヒステリックな先生がいたので何度か激昂し「何しにきてるんだ!帰れ!」と言われたのを覚えています。


これも別に反抗的な態度というより普通に見えなかったからなんですが、
今考えるとひどい。普通に迷惑かけてるし。なんでみんな許してくれていたのか聞いてみたい。


ほんとうにクズがクズを呼ぶのです。
強いものが匂いに引かれて現れれるがごとく、うちのクラスにはクズのシンクロニシティがおきていたとしか思えません。


僕は真面目な人が好きですし、その人たちを軽蔑したりする気持ちは全く無い。
でも自分はどうやら真面目にそういう生き方ができないらしい。
バイトなんかは別ですけど。いたって真面目。


中学校のころはささやかな反抗をしていたように思います。
それは学校のやり方、大人たちのいうやり方なんかに従わなくても「良い」成績なんてとれると示すことでした。
彼らは人の生き方を否定するし、「立派な人」の行動を規範化するので、そんなものと結局あんたらが価値判断をする
学業の点数なんて結びつかないと示すためでした。


だから予備校なんかの全国模試みたいなテスト以外の中学校の成績は最後の内申点にかかわるもの以外平均レベルだったと思う。
これなんかは真面目にやってる人を多少馬鹿にして軽蔑した態度だったのかもしれませんが、


でも次第にこの「良い」の基準自体は一緒であって、そんな反抗全く無意味だと気づきました。
真面目な人を尊敬できるようになりました。
しかしどうも自分にはどんな分野でもこの「良さ」に向かって積み上げていくことに強烈な拒否反応がある気がします。


何かを積み上げて「できるようになる」、「知識量がふえる」、「わかるようになる」
そういったことが自分の幸せや、満ち足りた感情につながっているようには全く思えない。


途中で強烈に壊したくなるのです。吐き気がするほど拒否したくなる。
もちろんこれらはある方向に向かっている「過程」に得られることなので、おそらくそれ自体を拒否したい
のではなく、その向かっている所の価値観が嫌になっている。
それが見えてきたときに、その価値観を直感的に判断したんだと思う。


そしてその価値観を拒否して、自分が突き進みたい「良さ」を真面目に追求しようとすると、
明らかに不真面目な生き方になるようです。社会的には許されない生き方になるみたいです。
そのことが自分に対しいっそう真面目に不真面目な態度をとるように脅迫してきます。
ひどい中二病です。


自分は全く多くのことを望んでおらず、はっきりいうともう望みの8割方は手に入れているように思うのです。
大阪にいた大学時代、自分はほとんど実践できていたように思います。
でもどうやら望まずにいるという状態はこの世界では「間違い」みたいです。


その間違いに進まなかった、あるいはそれを修正しようとした友人たちが、今僕の周りに戻ってきたように思います。
きっと彼らは社会でダメ人間、クズのレッテルを貼られていることでしょう。
その点は全く僕も同意します。それは全くの事実なので。
中途半端な自己救済をする物語ほど腐ったものはないです。


でも僕は今、それでもなお「それでいいじゃん」という思いのほうが強いです。


昔はとても長生きしたいという思いがありました。
幼稚園のころ「死」について疑問を持ったときに誰も答えてくれず、「死後の世界」のような的外れな答えしか返ってこなかったので、
僕は原体験として「死」にかなり恐怖を持っていると思います。


死ぬことへの怖さもあってか、僕は世界の変化をできるだけ見たいと思うようになりました。
だからできるだけ長生きしたいと思っていました。


でも今はそんな思いは全くありません。
そんなものはWikipediaでリンクをたどってネットサーフィンするのとなんら変わらないように思うからです。
情報量なんて増えても自分の幸福に全く貢献しないと思います。
ネットで情報だけ漁っている自称情報通が幸せと結びつくとは全く思いませんし。
長生きしてもたぶん情弱を蔑むごとく、昔語りや情報量をひけらかすことしかできないはず。


それといろいろなものに感動できるということはまったく別でしょう。


だからもう今は自分の魂が魅かれる物、そのうごめいている力の形式に自分なりの生きた内容を与えたいという思いしかない。
住むところははどこでも良いし、一日どんぶり飯一杯で生きていけることは大学時代わかったのでそれで十分。
もうそれ以上の望みがないのです。


「なぜ勉強しなければいけないのか」
そうしたクリティカルな質問をしてくる子供はたくさんいると思います。
でも彼らは自分が勉強ができる側の人間になるととたんにそのことを忘れます。


「なぜ働かなければいけないのか」
そういうニートも腐るほどいると思いますが、彼らの多くも自分が社会的地位の高い権威の側にたったとき
一番初めに自分が抱いていた疑問や吐き気がするほどのあの感覚を忘れると思います。


僕はそれを忘れることができない腐った子供です。




ああ…んなこと書くつもりじゃなかったのに、
気がつけば延々どうでもいいこと書いてた。


今回は偶然開いたときに前回の更新が西村ツチカさんの『なかよし団の冒険』だったので、
そういや偶然にも新刊買ったばかりだなと思って載せようと思っただけなのです。


というわけで『かわいそうな真弓さん』買ってください。
限定版についてる冊子がとても付録とは思えない出来なのでぜひ限定版の方を!!!


かわいそうな真弓さん 限定版(リュウコミックス)

かわいそうな真弓さん 限定版(リュウコミックス)




最近夢見が悪すぎて、かつてない精神状態なので、せっかくだから次から夢日記をつけよう。
七月からほとんどPC回りの調整しかしてないので暇ならそっちもメモ代わりにつけよう。