今更だけどアニメ多すぎな件
うれしい悲鳴なのかなあこれは。
2001、2年あたりだったか深夜アニメがちょこちょこ増えだした頃は素直に喜んでいたんですけど、
毎日何本もあるのが当たり前みたいになってくるとちょっとありがたみも薄れてしまいますね。
数は増えてもジャンル自体は限られているので、バラエティに富んでいるように見えないのも原因かもしれません。
目にするのが当たり前のようになってくると、人気が出てきたことや認知度が上がって一般的になってきたことの指標になりはじめは新鮮に感じます。
でも慣れてくると「もういいよ、そればっかりだな」と飽きてしまうということも起こります。
テレビでもなんでもいいですが、よくそういったメディアを見なくなった感想に
「つまらなくなった」という類の意見が見られます。
おそらくその人の心情としてはそれは正解でしょう。まあ先入観からいう人もいるかもしれないですが。
しかし、作品自体の質が低下しているという点に対しては必ずしも的を射ている意見だとは思えません。
それは作品がその人に対し刺激を与えなくなった、あまり意味をもたなくなった、ということだと思います。
一緒じゃん!と感じるかもしれませんが、個人差もあれば時代による変化もありますから。
一気に量産されれば当然新鮮味も薄れますし、次第に飽きてきます。
はじめは大きな意味を持っていても一般化に伴い形骸化も進みますからね。
なぜそれが大きな影響を与えたのかという部分は置き去りにされがちです。
一般的な規則、規制はこれにあたるでしょう。
なぜ必要なのか、という根っこの部分が忘れられて規制自体が目的にすり替わってしまっていてもある程度は機能します。問題ですけど。
でもエンターテインメントだと刺激を与えなくなるとか致命的ですね。
ある種のテーマをもった作品がいつまでも愛されるというのは、人間に対し普遍的に刺激を与え続けるテーマ(思想に限らずです)があるということでしょう。
私的にはそういう挑戦的な作品がほんとにいくつかだけあって、
あとは、「うちは〜ジャンルでいきます!」みたいな旬のエンターテインメントを押し出す枠がちょこちょこあるといった状態のほうが、
一つ一つに意識が高まって大事にできるのですきなんですけど、そういうスタイルってもう古いんですかね?
もちろんむかしっからその時旬のテーマを押し出すってのはあったんですけど、なんかどんどんペースが速くなってついていけません!
これが老いというやつですか。
今はもうどのアニメだからというわけじゃなく、多くの作品でテンプレスタイルを次の当たり素材が来るまでガンガン使い倒して、
その都度反応するって印象があります。一気に最高潮まで持ってって、その後収束していく感じ。
そのほうが経済的にいいんでしょうか?よくわかりませんが・・・
しかし、これだと作品として一つのテクスト性のある「体験」は見る人の中に残るのかなって気はします。
まあ何よりチェックしきれないのが悔しいわけですけど。
(自分で気づいたけど、単なる愚痴か( ´Д`)
ああ・・・こんなこと書くつもりじゃなかったのに(´;ω;`)ウッ…
ただ「鉄腕バーディーDECODE:02」が面白いです、ってかくつもりだったのになんでこんなことに!!!!
次はもっと楽しいことを書こう。