クソゲーにも味はあるのですよ

最近ニコニコでクソゲーオブザイヤー2008の動画があがっていたので、それに便乗してゲーム(クソ)についてなんぞ。


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今年もだいぶ盛り上がったみたいですねえw


私は本スレのほうは見たことありません。

RPG限定のクソゲー・良ゲー四天王スレなら昔はよく見ていたんですけど、もう無くなったんですかねアレ?


2005年にはローグギャラクシーというゲームがありまして、これがクソゲー四天王スレをにぎわしていたんですけど、


クソゲーオブザイヤーでも見事2005年度の大賞という栄冠を勝ち取ったようですね。


いや異論はないですよ。もちろん!



私はこのゲームに非常に期待していて当日勝った人なんですけど、まあ内容に関してはひとまず置いておくとして、


このゲーム私の周りにはやった人間ほとんどいないんですよね。


というのも発売前の情報とは裏腹に、発売後はそれはもうネガコメの嵐でして、ひどい叩かれようでした。


まあ声優が酷かったからな(違います。まあそれもあるけども)



余談ですけど、主人公のジェスター役が今をときめく玉木宏でして(ちなみにヒロインは上戸彩)、

しかしこのゲームのことがあったために、玉木宏が「のだめ」の千秋真一役をやると決まった時に私は愕然としました。


いかに世間の評判が高かろうと、我が家では今でも「あれは千秋様ではない」が公式見解です!



まあそれはさておき、友人たちはそのネガコメの数々を目の当たりにして買うのをやめ、
もう洗脳されたかのようにやってもいないのに


「あれはクソ!」呼ばわりですよ。


ちょっと待て、と。

そのクソを食している人間が目の前にいるんだがね。


さらに「いや面白いんだけど」っていったらそれはもう驚いた顔で、


まあ明らかにドン引きしてるんですけど、

微妙に優しさを見せた感じで「え〜それはないでしょ」って苦笑いされましたよ。


そりゃそうですよね。クソ食らってなおかつ「うまいんだけど」とか言ってる変態が目の前にいるわけですから。


みんなごめんな!ビックリさせて!
若気の至りだから、さ。


でもさ、一言いわせて・・・




「やってから言えや!!!!!!!」


こっちはそのクソ食うのに「テイルズ」と同じくらい時間かけてんですよ!
つうかかかるんだよ!真面目にやったら!基本操作は「ランニング」なんだよ!


それを味わってもいないのにレビュー見てもうお腹いっぱいかね?

それじゃあこっちは食当たり起こしてもおかしくはないですよね?




・・・取り乱しましたっ!(゚Д゚;)


こんな感じになるはずではなかったのに当時の思いが沸々と・・・


私は別にゲームの完成度が高いとかそういったレベルの話をしたのではなく、

「クソにもおいしいところはあるんですよ」というクソゲーの愛すべき点を語ったわけなんですど、


世論に操作された皆の意識を解放することはできませんでした(;つД`)


私が面白いと思ったのはゲームにある「インセクトロン」という競技なんですけど、早い話が昆虫デッキを組んでマス上で戦わせる昆虫版カプモンです。


ローグギャラクシー」ではステージ惑星で昆虫を捕まえることができて、こいつらを育てたり、配合したりして昆虫を強くすることができるんです。


私は思いのほかこの競技にはまってしまって、途中からジェスターは惑星そっちのけで虫取りに夢中でした。


星王のことなんかまるで無関心で「昆虫王に俺はなる!」とか言い出さんばかりの勢い。


私も「最強のフンコロガシをつくる!」とか息巻いて昆虫の捕獲と配合に興味を示すばかり。


あそこまで配合に夢中になったのはダービースタリオン」以来だと思います。


こうしてローグギャラクシーの面白さを語るもまったく効果なし。

なんせ本筋やシステムにはまるで関係ないところなので、「で、話はどうなの?どういうゲームなの?」と言われたら正直に話すしかありません。


はたから見たら、私がやっているのはクソゲーの中でフンコロガシをころがしてるだけという単なるクソとクソのコラボレーション。

無力です。


とここまで書いてきて今の自分にも文面からはいまいちこのゲーム自体の面白さが伝わってこない・・・


しかし思い出してここまで書けるほど強いインパクトを与えたということだけはわかります!

そしてそれがクソゲーの魅力だと思う。


激ムズ、不条理、バグ、でもここちょっと面白い、みたいな後から思い返すと笑ってしまうような魅力が愛すべき「クソゲー」の原点かなと。


金をドブに捨てていると言われたら何も言えませんけど、こればっかりはやって何が残るかは体験してみないとわからないですよ。


クソゲーをネタに盛り上がるのも一興ですよ!

まあ最近は、ある程度は動画やコメントでそこら辺のノリや旨みも面白おかしく簡単に共有できるわけですけど。



余裕のある方は他人の評価でお腹いっぱいになってしまう前に一口いかがでしょうか。