宝塚歌劇『エリザベート』月組公演見てきました
二日寝て治ったとか言っていたらその後寝込むはめになりました( TДT)
母親が東京から出てきて一緒に『エリザベート』見に行く予定だったので、まあなんとかギリで間に合って良かったです。
今住んでいるところが宝塚に近いので、うちの家族の大劇場行く回数がやけに増えた気がします。
大劇場行く時にはもっぱらホテル代わりとして使われてますが、その時はうまい飯にありつけるのでまったく無問題ですw
今回の『エリザベート』は私にとって宝塚でもっとも思い入れの強い演目です。
実際劇場で観たのは4年前の月組だけで、あとはDVDですが(この間の雪組だけ見てない)、
やはり過去に演じられた際安定して良い出来だったと思うので。
それぞれ良さがありますが一番好きなのは一路真輝の時の雪組公演です。
完成度の高さとしてはこれが頭一つ抜けている感じ。メンバーもすごい豪華です。
次点が実際劇場で観たこともあってか前回の月組『エリザベート』
これは正直公演前は不安要素だらけだったんじゃないかと思います。
その前の『エリザベート』はトート役が春野寿美礼で歌はダントツです。
それとはとてもじゃないけど比べられないと思いましたし、
なにより瀬奈じゅん(男役2番手)がエリザベート役は冒険すぎると誰もが思ったはずです。
ただ実際観てみるとこれが素晴らしい出来でした。
彩輝直のトートはその妖しい雰囲気がぴたりのはまり役で、
瀬奈じゅんのエリザベートは本人の苦悩がエリザベートに重なるかのように演技に深みを与えていました。
それを観たからこそ、今回の月組公演と比べてしまいます。
今回観た感想は「若い、そして軽い」それに尽きると思います。
歌の上手さなんかを一先ずおいて考えても、まず場の雰囲気がそれを表わしていました。
「可もなく不可もなく」
とおそらく多くの人がそう思ったんじゃないでしょうか。
その軽やかさは瀬奈さんの売りの一つであることは間違いないでしょう。
ただ
−愛と死の輪舞(ロンド)−
この副題を表すにはその芝居があっさりしすぎているのです。
メンバーも若かったので、それが舞台の、良くいえば「新鮮さ」、悪くいえば「軽さ」を表す要因だったかなと思います。
龍真咲のルキーニも狂気の人間を表したかったのはわかるのですが、
それよりもちょっとガキっぽいという印象が強かったです。
本当に素晴らしいと感じたのは霧矢大夢のフランツくらいです。
芝居も歌も完成度が高く、これははまり役、と思わせる出来でした。
しかしまだ始まったばかりということを考えれば、舞台としてまだまだ良くなる要素があるとも思います。
大阪公演が続きその後東京に来るころには演技がどのように変わってるか楽しみです!
といっても日曜にもう一度観ますけどw
あとは芝居とは別に今回は周りの客が良くなくてついてなかったです
(´;ω;`)ウッ…
二幕始ってから前の客は携帯の電源切らずに開いているわ、
オペラグラスでも借りてきたのかいつまでも前かがみになっているわ、
途中からかなり観劇妨害でした。
そして後ろの客は興奮しているのか座席に足をがんがん当ててくるわ、
その周りがビニール袋ガサガサいわすわとひど過ぎる。
極め付けは後方から聞こえてきたくしゃみ三連発!
さすがに「おいおい」ですよw
ちょっと笑えました。まあこれは生理現象なんでまだ仕方ないです。
劇場はコンサートなんかでも観客が一つの重要なファクターになります。
その質は完成度に間違いなく影響します。
別に敷居をあげるつもりもないし、気軽に見たら良いと思いますけど(私もそんな熱狂的ファンじゃないですし)、
それでも最低限のマナーはわきまえるべきだと思います。
少なくとも館内放送でいわれている注意事項くらいは守ってほしいですね。