サマーウォーズを見て。

最近腐ったみかんと化しているのでしばらく夏のこと以外書くことがなさそうです。


夏はほんとにイベント盛り沢山でして、映画としてはやっとエヴァが落ち着いてきたなと思ったところで

今度はサマーウォーズが始まりました。


といってもサマーウォーズ見に行くほんの少し前にエヴァ3回目見に行ったところなんですが。

エヴァはまだ見てない友人に誘われて新宿のバルト9へ行ったんですが、8月入ってまだこんなに人が!ってくらい埋まってました。


サマーウォーズは池袋のシネマサンシャインだったかな。


完全に大学院の試験前だったんですが、まあそんなの関係ありません。

ただでさえ実家に帰ってアニメみれていない状況でしたし、好きなもんくらい見てもかまわないでしょう。


いいアニメでした。ふつうに面白かったです。

みんなに見てもらえる娯楽映画を作りたいっていう細田監督の思い通りの作品だったんじゃないかと。


ウォーゲームと同じじゃないかって人もいたかと思うんですが、設定が被るなんてのもあることですし(でもこれは意図的ですね)、

要はその物語の中でそれが成立していればいいだけの話です。

とネガティブな印象はまるでないんですけど・・・


ただわたしには、映画館を出たときに「面白かった」以外の感想がでてきませんでした。

それがいいんじゃないのって言われるとそうなのかもしれません。

また個々の場面場面では、あそこに注目、ここが上手い、みたいなことは言えると思います。

観終わった後の興奮冷めやらぬ状態とか、「ああ語りたい!」みたいな衝動が湧き上がってきませんでした。


自分がめったに映画を見に行かないために映画や映画館という空間をちょっと特別視しているところもあるかもしれません。


時をかける少女を見たときも同じような気持ちになった覚えがあります。

なんだろう、ただのその時の気分なのかもしれませんけど。


デジモンやオマツリには「それ」があった気がします。


あと一緒に見た友人も言ってましたが、主人公の健二の見せ場が少ないかなって思いました。

というか主人公とかあるのかな?


クライマックスは明らかにおばあちゃんのところと夏希のところでした。

「家族」というもっとも身近なつながりからスタートして、そういった人と人とのつながりが

現実であってもネット世界であっても重要な役割を果たしてくる。


というよりも世界設定からして、その二つの世界はボーダーレスなんだという意図がある気がします。


おばあちゃんの場面なんかは見ていてグッとくるものがあるのですが、そこはまだまだ中盤で、

最後の方は盛り上がりに欠けた感じがします。なにかこちらの感情を刺激しきらないような・・・


なんかわたしの中でクライマックスや興奮が、おばあちゃんや、あとはキングカズマとラブマシーンのあたりで

終わってしまったような気がします。


ただだからといって最後まで楽しめないかといったらそんなことはなく、ふつうに面白かったのですが。


本当はもう一回くらい見たかったのですが、なかなか機会がなくて見に行けませんでした。


DVD/BDの発売待ちかなあ。


そして細田監督の次回作はどんなものになるのか期待です。

個人的にはテレビでちょいちょい見たいんですけどね。

また子供アニメも作ってほしいです!